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ITエンジニアだけど行政書士試験を受けてみた。

2020/11/10

受けた理由

ニュースを見ていて、単語は聞いたことがあってもよく考えるとどういう意味なのかわからないことが増えたり、どういう理由やルールがあって政治や行政は動いているのだろう、と興味を持ったことがきっかけでした。

新しいテクノロジーができたとき、技術的には可能なことがあっても日本の法律面で難しかったり、考慮しなければならないことがある場面を時折見かけたので、何が課題だったりするのかを知りたくなりました。

トヨタのスマートシティ構想も、日本の法律で新しい技術を試すことが難しいために自前で街ごと作るのではないか、という意見を見かけました。
そういった意見を見かけても、何がどう難しいのかも全くわからないので知りたくなりました。

そこで法律の勉強の足がかりとして、行政書士試験の勉強を始めることにしました。

とはいえ、なかなかモチベーションを維持し続けられず、試験合格はあきらめ、法律を少しずつ知って理解することを目的に、楽しむ気持ちで受験することにしました。

試験のルールのメモ

調べたらどこかに書いてあったのかもしれないですが、受験票等には書かれていなかったように思うので、いつか誰かのお役に立つかもしれないので書いておきます。

  • 試験開始30分前から試験についての説明がスタート。
  • 説明開始後(試験開始30分前)から原則水分補給ができなくなる。

    • なので、3時間30分は原則水分が取れなくなる。少しつらい。
    • 体調面の問題などの理由があってどうしてもということであれば、試験監督の方に声をかけると飲めるとのこと。
  • 同様に、お手洗いも試験開始30分前から(3時間30分の間)原則行けなくなる。

    • こちらも試験監督の方に声をかけると、試験監督の方が同伴の上、行くこと自体はできるとのこと。
    • 実際行っている方がちらほら。
    • 情報処理試験と違って休憩ありの試験ではなく、休憩なしのまとまった時間での試験なので、気軽にお手洗いに行けないのというのも少し大変。
  • 途中退出はできる。

    • 試験開始1時間10分後から、試験終了10分前まで(具体的には14:10 ~ 15:50)の間。
    • ただし、途中退出してすぐに帰る場合は問題用紙を持ち帰ることができない。
    • 持ち帰りたい場合は、試験終了後(16時以降)に受験した教室で試験監督の方に声をかけるようにとのこと。
    • (解答速報を試験時間内に公開させないようにするための対策?)

感想など

  • 法律も巨大なソースコードのように感じた。

    • 変える時はジェンガのように、他にどこに影響があるのか不安になりそう。
    • ソースコードはある程度は検索をして絞り込めそうだけど、法律は自然言語なのでより難しそう。
  • たまに行政の動きが遅いなんて批判の意見を見かけたりするけれど、行政は法律で縛られていることがたくさんあるので仕方ないんだろうなという感想を持った。

    • まだまだ行政法も全然理解できてないけど。
  • いっぱい決められている一方で、ほかを見てみると法律によっては細かく書いていない場合もあって、何だか曖昧だなあ…解釈次第なんだな、と思う部分もあった。

    • この密度の違いってなんだろう。気になる。
  • そしてやっぱり試験は難しい。

    • いざ問われてみると、あの用語ってどういう意味だ…とわからなくなる。
    • 自己採点で合っていたのは1/3くらい。
  • 去年の自分よりは少し法律のイメージが持てるようになった気がする。

    • とはいえまだふわふわした認識でしかないですが。
    • やはり知ること自体は楽しかったので、継続してゆるゆると法律も勉強を続けていきたい。

プロフィール

minamo
主にWeb開発をしているITエンジニア。旅行、写真撮影、読書などが趣味。
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